【20代男性が見ても面白かった】「マイインターン」を今更ながら見た

アマゾンプライムで「マイインターン」を見ました。

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さすが評価高いだけあって、面白かったです。。

でも、皆の感想を見ていると、男女で抱く感想に違いがあるよう。

その辺も含めて、感想や、この映画から学んだことを自分なりに書いていきます。

 

映画鑑賞はド素人なので、温かい目で見てください。

素人なりの色々な視点もお伝えできたらなと思います。

 

①面白かったこと(ネタバレ気遣いver)

自分は男性なので、男性側(インターンのベン)の行動や考え方から感じるものが多かったです。

私には80代になる祖父がいて、ちょうど80歳の時に仕事は引退したのですが、未だに仕事意欲は衰えていないような感じで、それが不思議だったのですが、そのおじいちゃん気持ちがちょっとわかった気にもなりました。

現在26歳の私にとって、定年後のことなんて想像つかないし、ましてやどんな気持ちで毎日過ごすのかなんて、歳を取りたくない自分には想像したくもないレベル。

でも、本作はそれをポジティブに追体験させてもらえる、その側面が私にとって大きく印象に残りました。

本作の中心テーマではないので、そこまで深くは触れられてないですが、定年退職後など、仕事を引退した後の人が持っている価値観や気持ちが少し垣間見れた感じがします。

私たちは昔の価値観について「古臭い」イメージをどうしてもしてしまいがちですが、「古臭いとか言ってたらもったいないな」とも思わせられました。


②面白かったこと(ネタバレver)

「愛と仕事が人生のすべて」

映画の冒頭で、フロイトのこの言葉が引用されて出てきます。

監督のマイヤーズさんは「人生で目標をもつことと、評価されることは、愛し愛されることと同じぐらい基本的に必要なことだと思う」と述べています。

この「愛と仕事」の2つに対してどう考え、関わっていくかについて、主人公であるベン(70代男性)とジュールズ(30代女性)の視点から描いているというのが、この映画の最も大きなテーマではないかと感じました。

私は20代男性なので、この主人公2人のことを見ることで、それぞれの年代・性別の人たちが考えていること、悩んでいることなどが知れて、すごく新鮮な気持ちになりました。

「色々な人の気持ちが少し知れた気がする」というのが、一番面白かったところです。

もちろん、ニューヨークのおしゃれな街並み・生活ぶりや、ニューヨークのイケイケなWeb系ベンチャー企業の働きぶりなど、かっこいい感じも、見ていてとても面白かったです。

かっこよすぎて、ニューヨークでちょっと働きたくなりました。

同じくニューヨークへの憧れが増した方には、こちらのブログがおすすめです。

trip-sister.hatenablog.jp

 

あとは、ジュールズが間違えて自分の愚痴・母への悪口をメモしたメールを母宛に送信してしまうシーン。
朝出社したジュールズは焦って会社の部下たちに相談し、ベンを含む同僚男性4人で「母の家に忍び込んで、パソコンからメールを消去する」という手段を選びます。(母は夕方まで外出しており、夕方までメールを見ないそう)

ただでさえハラハラするこの場面、途中にも色々と追加でハラハラさせられる場面が登場し、コミカルにユーモア満載で描かれているので、とても引き込まれました。

「植木鉢の下に家の鍵がある」と伝えられていたものの、実際に家に到着すると、そこには大量の植木鉢が。

侵入係の3人はなんとか鍵を発見するも、いざ家に入ると、家のセキュリティの機械が作動し、大きな音が鳴り響き、警察への通報が入ってしまいます。

警察の到着が迫りくる中、急いで家中を探すものの、パソコンが何台もあり、どのパソコンなのかわからない事態。

急いでジュールズに電話をかけ、パソコンを特定したものの、パスワードがかかっており、そのパスワードはジュールズにもわからないとのこと。

ジュールズは必死に想像して候補を絞り出し、何とかパスワードの特定に成功します。そして、警察のサイレンが迫る中、メールの削除に成功します。

急いで家を出るものの、車で待っていたベンの同僚のジェイソンは車内で爆音のラップを流し、メールを削除して帰ってきた3人になかなか気づかず、車のドアを開けない状態。。

この「やばいやばい!」ってわちゃわちゃした雰囲気がとても面白い。

ですが間一髪でデイビスがジェイソンに気づかせ、警察到着ギリギリのタイミングで、家の前から脱出に成功し、事なきを得ます。

こうしたユーモアも度々登場し、「良い話」だけで終わらせない感じも面白いです。

ハプニングが色々起きつつ、心が温まる場面や笑いの場面が結構多いという感じでした。


③学んだこと

あえて絞ると3つあるかなと思います。
人によって感想・価値観は様々だと思いますが、私は以下を学び取りました。

<1>人生では、愛(他者との心の繋がり)と仕事(必要とされること、社会との関わり)が重要であり、この2つが欠けている状態であると人生全体もバランスが悪くなり、崩れてしまう。

<2>世代や性別、立場による価値観の違いを肯定的にとらえ、違いから学ぶこともできる。

<3>新しいものばかりが役に立つのではなく、時には古い価値観・考えを取り入れることも必要。

 

結構女性の気持ち寄りなところもあり、オフィシャルサイトなどで感想を見ていると、女性は「現代の女性にとってのおとぎ話」「現代の女性の悩みに寄り添う話」という感想が大半を占めていました。

ただ、私はこれに全然気づかず、上記3点を主に感じたので、ほんとに人によって感じることは様々だなと思いました。女性の方たちの感想が逆に新鮮でした。

映画評論家の間では、「上司が女性で部下が男性という時流に即したテーマを十分に掘り下げることができていない」 という批評もあるようで、確かにテーマ自体に対してあまり深く掘り下げられてはないなとは思いました。

でも、深すぎないからこそ、見る側で色々とイメージを膨らますことのできる質感になっているんじゃないかなとも思えました。

 

今回の感想は以上です。読んでいたきありがとうございました。

 

(※「映画もアウトプットすべし!」というベストセラー作家の樺沢紫苑先生のYoutube動画に影響されて書き始めましたが、ほんと効果ありそうだな。。って感じで、色々と学ぶことが多かったです。今後も続けていきます)

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