2020年 コロナ禍で自己肯定感が爆上がりした20代男性の1年の話

不謹慎かもしれないけど、自分としては2020年は非常に良い年だった。

 

「大変な一年でした・・」と言われる人も多いですよね。

医療従事者などエッセンシャルワーカーの方々や、家族と会えない方々、コロナに罹患した方々、大切な予定が消えてしまった方々など、大変な気持ちはわかりつつも、
私としては自己肯定感が爆上がりし、落ち着いて過ごせたり、
趣味、勉強、仕事に打ち込めたりして非常にいい年だった。
(周りのリアル繋がりの人たちからは共感されづらいけど。。)

たぶん、いろんな要素が合わさって、運よく「心地よい」一年になったんだと思う。

こんな心穏やかに、周りに感謝しながら過ごせた年はなかった。。

 

<心地良く過ごせた要素>

①実家住み

昔は東京に住んでいたこともあるけど、2019年に実家に転勤で戻り、「家族と会えない」ということもなかった。(ギリギリセーフ感)家には親と祖父母がいるので安心。家の手伝いが色々できたり家族と色々ゆっくり話せて良かった。

②恋人なし

2019年を最後に居なかったので、コロナで会えないということもなし。(少しの間はいらないと思っていたのでちょうどよし)

③フルリモートワーク

IT企業なので2020/02下旬からフルリモートだった。実は2020年中盤から東京転勤予定だったが保留になった。今年はリーダーやったりで裁量が広がり、自分のペースで仕事を進めることも増えたので結構やりやすかった。

④2020年はもともと節約して勉強しようと思っていた

2019年末に旅行や遊びで大金を使ってしまった反省と、キャリアアップしたいとの想いから、「2020年は節約して勉強する年にしよう!」と年頭に決意して、コロナ前から外出を控えていた。結果、友人の誘いを断ったりする機会も減り、やりたいことだけできて都合が良かった。(さすがに遊びがなさすぎて退屈と思うこともなくはないが。。)

⑤一人で過ごすのが得意

一人っ子、かつ内向的な性格ということもあり、元々一人で過ごすのは好き。
一人旅、一人ライブ・フェス参戦なども結構やっていたので、工夫すれば一人でも楽しく過ごせるタイプだった。「人に会えないなら一人の時間を楽しもう」と思って、読書、Webアプリ開発YouTube鑑賞、ランニング、散歩、調べもの等々、知的好奇心を満たせるものや、楽しいことに精力的に取り組めた。

⑥他人と比べることがかなり減った

飲み会や友達と遊ぶと、楽しい反面、他人の話を聞いて自分の境遇と比べたり、上手く話せず反省したりして勝手に落ち込むタイプだった。(他人と会った後、家に帰っては脳内反省会をしていたようなタイプ)
そういう機会も減ったので、無駄に落ち込むことなく、自分の世界で日々過ごせたような気がした。

⑦コロナのネガティブなニュースをあまり見ないようにした

これ賛否両論あるでしょうけど。。
感染者数とか「コロナ知識自慢」的な会話とか増えたよね、そういうのしたい気持ちはわかるけど、自分のような人がやっても意味ないのはわかってたので、他人がしかけてきても聞き流したり、自分ではあまり考えないようにしてた。
感染者数とかニュース見て一喜一憂することもなかった。(周りはめっちゃ一喜一憂してたので大変そうでしたが、、別にアドバイスとかするわけもいかないので静観してました。。)

 

・・・と、こんな感じ。

 

ただ、、

若干のなにか寂しさ、虚しさはたまーに少し感じなくもなかったな。。

 

・20代なのにこんな生活してていいのか感(実家、恋人なし、引きこもり、交流なし)

・人と新しく出会ったり未知な体験をする機会が減った(コンフォートゾーンにいすぎる感。勉強はしてるもののリアルな体験がね)

 

2020年は「こういう1年もあっていいな」と思った反面、ちょっと2021年は違う過ごし方がしたいなあという気持ちです。

 

【映画:天使がくれた時間】26歳独身男性が考えさせられたこと

Youtubeで、「観るだけで人生が「好転」する映画 TOP5」というのがあったので、
(好転させたかったわけではなかったですが笑)、その中の観たことがなかった一つ、
「天使がくれた時間」Amazon Prime Videoで観ました。

観るだけで人生が「好転」する映画 TOP5 - YouTube

テーマとしてはベタな「愛か仕事か」というものですが、
改めて考えさせられるものがありました。。

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この映画から問いかけられていること:「愛」とどう向き合うか(ネタバレなし)

私は極端ではありませんが、どちらかと「仕事」側を選んでいる方です。

ただ、「選んでいる」というよりかは、自分の育った環境・周りの環境や自分の性格面から、いつの間にか「仕事」寄りの人生になっていた、という感じです。
そんな私としては、この映画を見ている途中、とても考えさせられたのが、

「自分は、「愛」側の価値観と、どう向き合っていくのか??」

ということです。私に向けて問いかけられているような気持ちになりました。
私は、「仕事」側の価値観に対しては、経験もあり、かなり真剣に日々考えてきたこともあり、不安も特になく自分なりに将来像も描けています。

しかし、「愛」側の価値観については、まあ疎かにしてきたわけではないのですが、あまり真剣に考えたり、誰かと議論・相談したり、本気で向き合ってきたことはありません。(他人と真剣に向き合ったり、恋人と将来を真剣に話したり、といったことは、どちらかというと避けてきました)

育った家庭的に、そういうことがあまり得意ではない(簡単に言えば「シャイな」)家庭だったというのも大きいと思います。(「人に迷惑をかけてはいけない」との考えのもと、他人と深く干渉することは面倒になるからと、あまり良しとされませんでした)

ただし、私はもう26歳なので、個人としてどう向き合っていくのかというのは、苦手だけど、考えていきたいなと思いました。

。。。というようなことを考えさせられます笑

ネタバレなしにとどめるため、ここまでにしておきます。

考察やネタバレありの感想は色々読みましたが、以下によかったものを貼っておきます。良かったら参照してみてください!

【感想と考察】『天使のくれた時間』人生はないものねだり|MOVlog -モブログ-

 

洋画「天使のくれた時間」感想と考察、あなたの幸せに「愛」はありますか?

 

 

【考察】鬼滅の刃 「鬼」について感じた作者からのメッセージ

鬼滅の刃で出てくる「鬼」について感じたこと

このアニメのストーリーの興味深さを引き立てているものの一つに「鬼」に対する描写が挙げられると思います。
かつては人間だった彼ら。特に、死に際に出てくる人間の頃の回想の数々。
炭治郎は、妹が鬼になったという境遇もあり、自分が戦う鬼の想いにも寄り添うというシーンは、随所に見られます。
このアニメの大きな特徴で、感動のシーンも多いです。

 

戦争や犯罪に対するメッセージ(彼らは「人間」だった)

私はこのシーンを初めて見たとき、これは戦争や犯罪に対するメッセージも含んでいるのではないかと思わずにはいられませんでした。

わかりやすく言うなら「鬼=敵国の兵士」です。

戦争では、敵国の兵士は敵であり、倒すべき対象です。倒さなければ自分の命が危ないので、倒すしかないと思います。

でも、そうやって「敵」である兵士も、戦うために生まれてきた別の特別な生き物ではなく、家族もいて、いろんな思い出も持っている、ただの普通の人間です。

ただし戦争のときは、敵国の兵士を「戦うために生まれてきた別の特別な生き物」として扱ってしまいがちだと思います。例えば、シリアの内戦などで戦っていて、時に多くの人を殺しているような兵士に対して、近くに住んでいる普通の人と同じような印象は持たないことが多いと思います。

でも、そんな残虐なことをする兵士も人間であり、家族もいて、赤ちゃんだったり子どもだった時代もあります。
残虐なことをする兵士に同情・肯定するわけではなく、ダメなことはダメなのですが、その前に、大前提として「みんな平等に普通の人間である」ことを、時に人々は忘れがちなのではないでしょうか。

そういったメッセージが、鬼滅の刃のストーリーに含まれているような印象を受けました。

普通の人間として周りと同じように、また、周りと仲良く生きたかったが、周囲の人に受け入れられず、苦しみに耐えかねた結果、鬼になることを選んでしまった鬼などもいて、犯罪に手を染めたり、テロ組織に加担してしまう人々の境遇でよく聞く話でもあるなと感じました。

このように、戦争や犯罪を犯す人々に対する見方、戦争や犯罪を減らしていくにあたっての考え方などにおいてのメッセージが、鬼滅の刃のストーリーの中から読み取れると感じました。

もちろん、友情や兄弟の愛情など、他のメッセージもあるかと思いますが、一つ、自分なりに印象に残った点について、簡単な考察を書かせていただきました。

【20代男性が見ても面白かった】「マイインターン」を今更ながら見た

アマゾンプライムで「マイインターン」を見ました。

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さすが評価高いだけあって、面白かったです。。

でも、皆の感想を見ていると、男女で抱く感想に違いがあるよう。

その辺も含めて、感想や、この映画から学んだことを自分なりに書いていきます。

 

映画鑑賞はド素人なので、温かい目で見てください。

素人なりの色々な視点もお伝えできたらなと思います。

 

①面白かったこと(ネタバレ気遣いver)

自分は男性なので、男性側(インターンのベン)の行動や考え方から感じるものが多かったです。

私には80代になる祖父がいて、ちょうど80歳の時に仕事は引退したのですが、未だに仕事意欲は衰えていないような感じで、それが不思議だったのですが、そのおじいちゃん気持ちがちょっとわかった気にもなりました。

現在26歳の私にとって、定年後のことなんて想像つかないし、ましてやどんな気持ちで毎日過ごすのかなんて、歳を取りたくない自分には想像したくもないレベル。

でも、本作はそれをポジティブに追体験させてもらえる、その側面が私にとって大きく印象に残りました。

本作の中心テーマではないので、そこまで深くは触れられてないですが、定年退職後など、仕事を引退した後の人が持っている価値観や気持ちが少し垣間見れた感じがします。

私たちは昔の価値観について「古臭い」イメージをどうしてもしてしまいがちですが、「古臭いとか言ってたらもったいないな」とも思わせられました。


②面白かったこと(ネタバレver)

「愛と仕事が人生のすべて」

映画の冒頭で、フロイトのこの言葉が引用されて出てきます。

監督のマイヤーズさんは「人生で目標をもつことと、評価されることは、愛し愛されることと同じぐらい基本的に必要なことだと思う」と述べています。

この「愛と仕事」の2つに対してどう考え、関わっていくかについて、主人公であるベン(70代男性)とジュールズ(30代女性)の視点から描いているというのが、この映画の最も大きなテーマではないかと感じました。

私は20代男性なので、この主人公2人のことを見ることで、それぞれの年代・性別の人たちが考えていること、悩んでいることなどが知れて、すごく新鮮な気持ちになりました。

「色々な人の気持ちが少し知れた気がする」というのが、一番面白かったところです。

もちろん、ニューヨークのおしゃれな街並み・生活ぶりや、ニューヨークのイケイケなWeb系ベンチャー企業の働きぶりなど、かっこいい感じも、見ていてとても面白かったです。

かっこよすぎて、ニューヨークでちょっと働きたくなりました。

同じくニューヨークへの憧れが増した方には、こちらのブログがおすすめです。

trip-sister.hatenablog.jp

 

あとは、ジュールズが間違えて自分の愚痴・母への悪口をメモしたメールを母宛に送信してしまうシーン。
朝出社したジュールズは焦って会社の部下たちに相談し、ベンを含む同僚男性4人で「母の家に忍び込んで、パソコンからメールを消去する」という手段を選びます。(母は夕方まで外出しており、夕方までメールを見ないそう)

ただでさえハラハラするこの場面、途中にも色々と追加でハラハラさせられる場面が登場し、コミカルにユーモア満載で描かれているので、とても引き込まれました。

「植木鉢の下に家の鍵がある」と伝えられていたものの、実際に家に到着すると、そこには大量の植木鉢が。

侵入係の3人はなんとか鍵を発見するも、いざ家に入ると、家のセキュリティの機械が作動し、大きな音が鳴り響き、警察への通報が入ってしまいます。

警察の到着が迫りくる中、急いで家中を探すものの、パソコンが何台もあり、どのパソコンなのかわからない事態。

急いでジュールズに電話をかけ、パソコンを特定したものの、パスワードがかかっており、そのパスワードはジュールズにもわからないとのこと。

ジュールズは必死に想像して候補を絞り出し、何とかパスワードの特定に成功します。そして、警察のサイレンが迫る中、メールの削除に成功します。

急いで家を出るものの、車で待っていたベンの同僚のジェイソンは車内で爆音のラップを流し、メールを削除して帰ってきた3人になかなか気づかず、車のドアを開けない状態。。

この「やばいやばい!」ってわちゃわちゃした雰囲気がとても面白い。

ですが間一髪でデイビスがジェイソンに気づかせ、警察到着ギリギリのタイミングで、家の前から脱出に成功し、事なきを得ます。

こうしたユーモアも度々登場し、「良い話」だけで終わらせない感じも面白いです。

ハプニングが色々起きつつ、心が温まる場面や笑いの場面が結構多いという感じでした。


③学んだこと

あえて絞ると3つあるかなと思います。
人によって感想・価値観は様々だと思いますが、私は以下を学び取りました。

<1>人生では、愛(他者との心の繋がり)と仕事(必要とされること、社会との関わり)が重要であり、この2つが欠けている状態であると人生全体もバランスが悪くなり、崩れてしまう。

<2>世代や性別、立場による価値観の違いを肯定的にとらえ、違いから学ぶこともできる。

<3>新しいものばかりが役に立つのではなく、時には古い価値観・考えを取り入れることも必要。

 

結構女性の気持ち寄りなところもあり、オフィシャルサイトなどで感想を見ていると、女性は「現代の女性にとってのおとぎ話」「現代の女性の悩みに寄り添う話」という感想が大半を占めていました。

ただ、私はこれに全然気づかず、上記3点を主に感じたので、ほんとに人によって感じることは様々だなと思いました。女性の方たちの感想が逆に新鮮でした。

映画評論家の間では、「上司が女性で部下が男性という時流に即したテーマを十分に掘り下げることができていない」 という批評もあるようで、確かにテーマ自体に対してあまり深く掘り下げられてはないなとは思いました。

でも、深すぎないからこそ、見る側で色々とイメージを膨らますことのできる質感になっているんじゃないかなとも思えました。

 

今回の感想は以上です。読んでいたきありがとうございました。

 

(※「映画もアウトプットすべし!」というベストセラー作家の樺沢紫苑先生のYoutube動画に影響されて書き始めましたが、ほんと効果ありそうだな。。って感じで、色々と学ぶことが多かったです。今後も続けていきます)

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